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ヤギの腰麻痺

5月になり、カが飛び始めましたね。


ワンちゃんのフィラリア予防はよく耳にするかと思いますが、

実は、ヒツジさんやヤギさんにもカが飛び始める際は予防が必要です。


飲ませるお薬屋、垂らすお薬、注射など色々と種類がありますが、

ANIMA動物医療センターでは、注射での予防をオススメしています。

往診での診療にも対応していますので、ヤギさんのお家まで行って処置させて頂きます。


飲ませるお薬や、垂らすお薬での処方も可能なのですが、

いままでの経験上なぜか効く子と効かない子がいるため、

確実に効果のある注射を推奨しています。


ヒツジさんやヤギさんには確実に必要な予防になるので、

ヒツジさんやヤギさんと一緒に暮らしている方は、

是非予防をしてあげて下さい。


「そもそも腰麻痺って何??」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

腰麻痺というのは、カによって感染する寄生虫の病気です。

本来は牛に帰省するはずの、寄生虫が、ヒツジやヤギの体内に入ると神経症状がおこります。


症状としては、

◯立てない・起立不能

◯後ろあしに力が入らない・後肢麻痺

◯ふらつく

◯目が変・眼振


などがあります。

そして最大の特徴として、

「立てないけど、よく食べます」と言われることが多く、

食欲はあるのが特徴です。


ヤギさんが、「立てない+食べない」だと衰弱や他の病気の可能性がありますが、

「立てない+食べる」だと、ほとんどの場合、腰麻痺です。


腰麻痺症状が出た場合は、出てから1日以内に1本目の注射を打つことで治療効果が早く得られます。

そして最低でも3日間は連続して注射の必要があります。

症状の緩和具合にも寄りますが、1週間程度注射を打つ場合もあります。


症状が出てかなり進行してからだと、神経症状が残ってしまう場合が多く、

最悪一生立てなくなってしまう場合もあります。


毎月の予防注射で腰麻痺は防ぐことができるので、

しっかり予防に努めましょう。


他にも

◯新芽の食べ過ぎによる下痢

◯濃厚飼料多給の為、急性誇張症

◯キャベツのあげすぎによる尿石症

◯難産

◯未熟児産


などなどがあります。

ヤギさんの診療は何度も経験していますが、

その度言われることが、診てくれる病院が少ないということです。


茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県などでヤギを飼育されている方で

現在動物病院をお探しの方は、是非一度ご相談下さい。

ANIMAは、家畜保健衛生所に電話して頂いた場合の紹介病院にも登録されております。



ANIMA動物医療センターは、

ワンちゃんネコちゃんだけでなく、

エキゾチックアニマルや爬虫類、ニワトリ・ヤギなどの家畜などまで、

様々な動物の診療に対応しています。




2023年5月11日

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ANIMA動物医療センター

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